【簡単ハーブ】セージの育て方 効能や使い方も解説 浄化やナメクジ除けにも

セージハーブ

セージは抗酸化作用に優れており「不老長寿のハーブ」と言われています。老化防止が期待できます。そして、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た作用を持っており、生理不順や更年期障害の改善に役に立ちます。「女性にうれしいハーブ」ですね。その他にも、セージは様々な効能を持っており昔から西洋では、とても重宝されてきました。

また、丈夫で育てやすく、種類も豊富でかわいい花をつけるものもあるので観賞用としてもオススメです。

そんなセージの育て方を園芸販売歴14年の私が解説させていただきます。この記事を読めば、セージの上手な育て方、使い方や種類がわかります。ぜひ、アナタもこの記事を読んでセージを生活に役立てていきましょう。

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セージとは?

コモンセージ
  • 種まき期 4~5月 9~10月
  • 植えつけ期 3~6月 9~11月
  • 花期 5~6月
  • 収穫期 葉…一年中 花…5~6月
  • 挿し木 5~6月 9月
  • 学名 Salvia officinalis
  • 科名 シソ科サルビア属
  • 分類 常緑小低木(多年草)
  • 別名 ヤクヨウサルビア
  • 原産地 地中海沿岸 北アフリカ
  • 草丈 30~80cm
  • 使用部位 葉 花
  • 花言葉 家庭の徳 尊重 知恵 深い尊敬 あなたのためすべてに耐える
  • 効能 抗酸化 鎮静 殺菌 抗菌 消化促進 疲労回復 生理不順 生理痛緩和 更年期障害 気管支炎 風の諸症状 食欲不振 下痢止め 切り傷 頭痛 フケ かゆみ 熱さまし
  • 主成分 タンニン フラボノイド サルビン酸 カルノシン酸 フェノール酸 など

セージについて

セージ

セージの学名の由来となっているのはラテン語のsalvoで『助ける、癒す』という意味があります。抗酸化作用や強壮作用に優れており、古代ギリシャやローマ時代から薬用としての使用や、儀式の際にも使用されてきました。

セージは、ギリシャのクレタ島の都市クノッソスにある紀元前1400年のミノア人のフレスコ画にも描かれており、とても昔から人々に重宝されてきたことが分かります。原産地のヨーロッパからアメリカに伝わり、先住民のネイティブアメリカンも薬草としてセージを使うようになりました。ネイティブアメリカンの人々はセージを歯ブラシとしても使っていたそうです。

アメリカでは一時期もっとも商品価値のあるハーブとされていました。17世紀ごろのオランダと中国との貿易では、中国人はたった一枚のセージの葉を得るために中国茶3箱を取引に出していたという話まであります。

セージは薬効にかなり優れており、『不老長寿のハーブ』と言われています。『ほぼすべての疾患に効く』という話さえあります。他にも、『庭にセージを植えれば老いることなし』や『長生きしたければ5月にセージを食べなさい』という言伝えもあるそうです。近年では、老化の進行を遅らせる作用があるということが分かってきているそうです。

セージは肉や魚料理の臭い消しとしても利用されています。殺菌効果にもすぐれ、内臓を使った料理にやソースには欠かせない存在です。そのためソーセージの語源になったとも言われています。

また、セージには虫よけ効果やナメクジ除けの効果まであります。炎症を抑える抗酸化物質や脳の健康をサポートする成分が豊富に含まれているということも分かってきています。

セージの種類

セージには様々な種類があります。

コモンセージ

コモンセージ

一般的に薬効が期待できるのは『コモンセージ』という品種です。ハーブとして使われるのはコモンセージになります。以下の3種はコモンセージの変種になります。コモンセージと同じように薬効があるのでハーブとして利用できます。

トリコロールセージ(トリカラーセージ)

トリコロールセージ

名前の通り3色に彩られるセージ。緑の葉にピンクと黄色の斑が入っているのが特徴。夏ごろに明るくて青みがある紫色の花をつける。

 パープルセージ(レッドセージ)

レッドセージ

葉の香りが強く、新しい葉が作られるときに葉が赤紫色に変わる。初夏に紫色の花を咲かせる。

ゴールデンセージ

ゴールデンセージ

黄緑色の葉っぱに黄色のふち取りがあって明るい雰囲気のセージ。優しい香りが特徴。コモンセージに比べて蒸れに弱いところがある。

アメジストセージ
アメジストセージ
チェリーセージ
チェリーセージ

赤い花が可愛らしくて人気のある『チェリーセージ』や紫色の美しい花を咲かせる『アメジストセージ』という品種もあります。こちらの2種は薬効はあまり期待できないので観賞用として楽しみましょう。

セージの育て方

日当たり 風通し

日当たり、水はけが良く、風通しの良いところで育てましょう。

暑さ、寒さには比較的強い方です。夏場は直射日光は避けて半日陰くらいの方がよく育ちます。また、蒸れに弱いのでこまめに収穫して風通しを良くしてあげましょう。冬場も屋外の越冬は可能ですが軒下に置いたり、マルチングをしたりと寒さ対策をしてあげた方が元気に育つでしょう。

セージのオススメの鉢 プランター 地植えのやり方

コモンセージ

セージは暑さ寒さに比較的強く、丈夫なので、鉢植え、地植え、どちらで育てても問題ないでしょう。

ただ、大きくなりやすいので鉢植えの場合は大きめの鉢に植えるか、挿し木や株分けで株を2年ごとくらいで更新してあげましょう。

~プランターについて詳しくはこちら

セージ オススメの土

コモンセージ

セージは水はけが良く、乾燥したアルカリ性の土壌を好みます。

『ハーブ専用の土』がオススメになります。そのまま使用しても良いですし、赤玉土を少量(1割程度)混ぜてあげるとより良いでしょう。

『花野菜の培養土』を使う場合には、そのままでも使えなくはないですが水持ち、肥料持ちが良すぎるので赤玉土、桐生砂、もみがらなどを2割程度混ぜてあげるとより良いでしょう。

~土について詳しくはこちら

セージの水やり

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。地植えの場合は夏場の晴天が続く日以外は特に水やりは必要ないでしょう。

乾燥には強い方ですが、ローズマリーやタイムほどではありません。葉っぱの状態を観察して水やりの頻度を調整しましょう。葉っぱが萎れているようであれば少し水やりのペースを上げてもいいでしょう。ただし、あくまで水やりの頻度は控えめに。

蒸れに弱いので、水やりの時間帯は早朝か夕方が良いでしょう。極力、葉っぱや花に水がかからないように水やりしましょう。冬場は休眠するので水やりは控えめにしましょう。

セージの肥料

有機肥料

セージはあまり肥料は必要としません。あげ過ぎると香りが弱くなったり、害虫の原因になります。

元肥…元肥入りの専用土の場合は必要ありません。肥料分が無い場合には緩効性肥料かんこうせいひりょうを植えつけ時に入れてあげましょう。

追肥…追肥は冬を越した場合には3月ごろに緩効性肥料かんこうせいひりょうを株元に少量あげるか3~5月ごろの成長期に液体肥料を水やり時に少量あげましょう。(商品のラベルに記載してある量や頻度より少なめに)

~肥料について詳しくはこちら

セージの収穫 剪定

収穫したセージ

セージは丈夫なので必要な分を随時収穫してOKです。植えつけ後も新しい芽が出てきているのが確認できたら収穫を初めて問題ないでしょう。古い葉っぱから順番に収穫した方が長く楽しめます。生葉を料理として使用する場合には若い葉の方が柔らかいので若い葉を収穫すると良いでしょう。

こまめに収穫、剪定してあげた方が蒸れにくくなり、奥まで日光を届けることが出来ます。梅雨時期は特に蒸れや日照不足が起こりやすいのでガッツリと剪定してあげましょう。

セージの増やし方 挿し木 水差し 株分け

セージ

セージは『挿し木』『株分け』で増やすことが可能です。

挿し木

挿し木の手順

  1. 茎の先端から15cm程度のところをカットする(節の部分が入るように)
  2. 下の方の葉を取り除く
  3. 茎の下側を切れ味の良いハサミでナナメにカットする
  4. コップなどに水を張り数時間つけておく(水上げ)
  5. 挿し木用の土(赤玉土や鹿沼、バーミキュライトも可)に刺して土が乾かないようにこまめに水やりする(乾燥しないように注意)
  6. 1週間程度で発根する。そのまま育ててしっかりと根が張ったら鉢などに定植する

※水差しの場合には 4のまま水につけて根が生えるまで毎日水替えして待ちましょう。

※挿し木は『メネデール』や『ルートン』を使うとより成功しやすくなるでしょう。水上げの時に少量水に混ぜればOK!

株分け

株分け
株分け

株分けは株を鉢などから取り出して根っこを複数に分ける方法です。鉢植えの株が大きくなりすぎてしまった場合には株分けしてあげましょう。根っこや葉はある程度はハサミで切ってしまっても大丈夫です。

セージの病気 害虫

芋虫
ヨトウムシ

セージは病気、害虫の心配はほとんどないでしょう。

筆者は生育中に病気 害虫で困ったことはありません。セージは香りも強く虫よけ効果も高いので他の植物の害虫除けになるでしょう。『コンパニオンプランツ』としても使用でき優秀です。

まれに害虫はヨトウムシがつく場合があるようです。ヨトウムシは夜に土の中から出てきて葉っぱを食べてしまうので昼間には見つけることが難しいです。出てしまった場合には昼間に土を掘り起こして捕まえるか、夜に観察して捕殺しましょう。予防としては、防虫ネットで覆うか、土を『バークチップ』などでマルチングしてあげましょう。

病気は蒸れた場合に『うどん粉病』が出る場合があるようです。白いうどんの粉をかけたようなので『うどん粉病』といいます。蒸れないようにしっかりと予防しましょう。もし、発生した場合には、白い粉がついている葉っぱを取り除き、日当たりと風通しの良いところで管理しましょう。お酢を20倍程度に水で薄めてスプレーするか、市販の食品成分、植物成分のスプレーを使用しても良いでしょう。

~ハーブにつきやすい害虫について詳しくはこちら

セージの利用方法

セージのオムレツ

セージには様々な利用方法があります。

料理

セージのチキン

セージは料理に使用すると大活躍してくれます。肉料理や魚料理、チキンや豚肉の詰め物の臭み消しとして良く利用されています。ビネガーやバターとも相性が良くイタリア料理に大活躍です。ただし、非常に香りが強いので、使用量に注意しましょう。5月ごろの若い葉は、まだ柔らかいので生食やサラダとしても使用できます。

ハーブティー

ハーブティー

セージはハーブティーとしても美味しくいただけます。ヨーロッパでは17世紀にアジアから紅茶が輸入されるまではセージのハーブティーが良く飲まれていました。殺菌作用があるので、口内炎が出来た時や風邪をひいたときに、セージのハーブティーを飲んだり、ハーブティーとして抽出したものを、うがいやマウスウォッシュとして使うのも良いです。

少量でもスッキリとした味わいを出すことが出来ます。単品で飲んでも良いですし、他のハーブや紅茶、緑茶とも相性バツグンです。

ポプリ ドライハーブ

セージ

セージには虫よけ、殺菌、抗ウイルス効果があります。ドライハーブを吊るしておいたり、ポプリを作っても良いでしょう。リフレッシュ効果や消臭効果も期待できます。

セージで歯磨き

セージ

ネイティブアメリカンの人々はセージを歯ブラシとして使用していたそうです。歯ブラシを無くしてしまったり、うっかり捨ててしまった場合にはセージの葉っぱをちぎってきて歯ブラシとして使用してみてもいいのかもしれません。やったことありませんが笑(^^;

塩や重曹を混ぜて歯磨き粉としても使用できます。

浄化 ペットの臭い消し お香として

セージ 浄化

セージは消臭効果もあります。葉を燃やせば空気清浄効果があるためペットなどの臭いが気になる場合にも使用できます。

また、ネイティブアメリカンが空気や石を浄化するために『スマッジ』という浄化法を使用していました。スマッジには主に『ホワイトセージ』が使用されます。乾燥させたホワイトセージに火をつけて、煙で空気や石、体などを浄化していたそうです。部屋のお香として使っても良いでしょう。

まとめ

セージを使ったハム
セージで風味付け

以上セージについてお話させていただきました。

セージは大変丈夫で育てやすいです。多年草で一年中使用できるし、簡単に増やすことも出来ます。様々な有効成分があり『不老長寿のハーブ』と言われています。

料理にも大活躍でハーブティーやポプリ、そして『浄化』といったスピリチュアルな面も持っています。

アナタもセージを育てて、夢の不老長寿生活を堪能しましょう。

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