ハーブの種まき オススメの種類や時期 種まきのコツを紹介します

種まきハーブ

ハーブを種から育ててみたいけど難しそうだなぁ…

とお悩みの方、多いと思います。

実は、ハーブを種から育てるのはそれほど難しいものではありません。

ただし、ハーブの種類によって種まきがオススメのハーブや苗を購入するなど他の方法がオススメのハーブもあります。

この記事では、園芸販売歴14年の私が

  • 種から育てるのにオススメのハーブ
  • 種まきオススメの時期
  • 種まきのやり方

を紹介します。種まきはポイントを押えれば難しいものではありません。ぜひ、ハーブの種まきにチャレンジしてみましょう。

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種まきする理由

種まき

ハーブは比較的、丈夫な品種が多く、挿し木、株分けなどで簡単に増やせるものが多いです。

また、種まきで育てると、育った苗によって芳香成分にバラツキが出やすいです。その点、挿し木や株分けは元の苗の『クローン』を作るようなものなので、芳香成分も同じものが出来ます。

人間で例えると種まきは『子供をいっぱい作る』挿し木や株分けは『クローンを作る』といった感じです。挿し木や株分けの方が基本的に丈夫に育てやすく、育てた苗も芳香成分が良いものを安定して増やすことが出来るのでオススメです。

では、種から育てるメリットは何があるのでしょうか?

挿し木や株分けが出来ない

タイム

まず、挿し木や株分けが難しい植物を増やす場合です。すべて植物が挿し木や株分けが出来るわけではありません。そんな植物を入手したり、増やす場合に利用しましょう。

安価に大量に植えたい

豚の貯金箱

種は植物を安価に大量に取得したい場合にも役に立ちます。

苗を購入しても良いのですが、大量に購入すると、かなりの費用になってしまう場合があります。その点、種の場合は袋に使いきれないほどの種が入っている場合もあり、比較的安価に、大量に植物を入手することができます。

ネットで入手する場合や珍しい植物を入手する場合

カレンデュラの種袋

種はかさばらず、管理もしやすいです。

そのため、店舗側としても苗として在庫が難しい種類でも種としてなら扱っていたり、取り寄せにも応じやすい場合があります。店舗で苗の取り寄せを依頼したが、断られた場合には、種の取り寄せを依頼してみると応じてもらえる場合も多いでしょう。

また、ネットで植物を購入する場合に送料が発生してしまう場合があります。苗を購入する場合には、どうしても送料が高くなってしまう場合が多いです。その点、種ならかさばらず、輸送も容易なため送料も少なくてすむことが多いです。

種まきにオススメのハーブ

カレンデュラ

種まきにオススメのハーブは挿し木、株分けが出来ない種類のものになります。

  • ジャーマンカモミール
  • カレンデュラ
  • ディル
  • フェンネル
  • イタリアンパセリ
  • コリアンダー
  • ルッコラ

などになります。この中で、ある程度まとまった量が欲しいものを種で育てるのがオススメです。少量なら苗を購入する方が簡単です。

種まきにオススメの時期

日当たり

種まきにオススメの時期ですが、基本的には春と秋になります。

種を春まきする場合は、暖かいので成長が早く、収穫までの管理期間が短くてよいという特徴があります。また、耐寒性が無いタイプのハーブを種まきする場合には春まきで育てる必要があります。

秋まきの場合は気温が低く成長が遅いことが多いです。しかし、秋まきの場合は害虫被害が少ないです。害虫被害が少ない秋のうちに育てて、冬を越して春を迎えた方が、しっかりとした丈夫な苗に育てることができます。結果、春の収穫量も増え、害虫や病気に対しても強い苗を作ることができます。

なので、手間はかかりますが秋まき出来る品種は秋まきで育てる方が失敗が少なくなるのでオススメです。

種の発芽に必要な条件

発芽

種を発芽させるために必要な条件は何でしょうか?種を発芽させる場合は次の3点に気をつける必要があります。

  • 水分
  • 空気
  • 温度

です。それぞれ解説していきます。

水分

保水

種が発芽するのに水分は欠かせません。休眠状態にある種は水分を得ることによって芽を出そうと活動を開始します。

空気

通気性

種の発芽には空気も欠かすことが出来ません。種は呼吸をすることにより芽や根を出すためのエネルギーを作り出します。そのため、種が水に浸かってしまうような水はけの悪い土だと十分な酸素が種に行き届かず腐ってしまう原因になります。

温度

日当たり 風通し

種の発芽には適正な温度があります。適温より気温が低くても発芽しないですし、気温が高すぎても発芽しません。種類によって適温は異なりますので、育てる植物にあった温度で育てるようにしましょう。

以上が種の発芽に必要な条件となります。

種の発芽には光も必要なんじゃないの?

という疑問を持った方も多いでしょう。

種の種類にもよりますが、種の発芽に光は関係ないことが多いです。

多くの種は発芽に光の影響を受けない『中間性』(非光感受性)ですが、光によって発芽が促進される『好光性種子』(光発芽種子)と、光があると発芽が抑制されてしまう『嫌光性種子』(暗発芽種子)が存在します。種を植える際には、パッケージの裏を良く読みましょう。光についての記載がある場合があります。

いずれにせよ、種の発芽に直射日光を当てる必要はありません。

直射日光は乾燥の原因になるので避けましょう。基本的には、半日陰で、土が乾燥しないように管理しましょう。

種まきのやり方

種のまき方は主に3種類の方法があります。

点まき

種まき

土に指で丸い穴をあけてそこに種をまく方法です。

一つの穴に1~3粒程度の種を入れます。発芽したら一つの穴に対して一本の苗になるように『間引き』をしましょう。

大きな種をまくときにオススメです。コリアンダー、セージ、バジル、パセリなど。

すじまき

種まき

土に対して平行の溝を作り、その中に同じ感覚でまく方法です。

中くらいの種をまくときにオススメです。オレガノ、レモンバーム、ルッコラなど。

バラまき

土全体に均一にばらまく方法です。

種と種の間が均一になるように気をつけてまきましょう。

小さな種をまくときにオススメです。カモミール、シソなど。

種まきに必要な物

次に種をまくときに必要なものを紹介します。

容器

種をまく容器は複数あり、それぞれ特徴があります。

プランターや鉢など

鉢

移植をしない場合はプランターや鉢に直まきしてもよいでしょう。基本的には大きめの種や発芽しやすい種の場合にオススメです。

ビニールポット

ポリポット

よく苗として購入する際に入っている黒いビニールのポットです。大きさは3号(9cm)が一般的で、ある程度の大きさまではこのまま育てて移植する場合に使用します。安価で管理もしやすくオススメです。種が小さい場合は大きな容器に水を張ってそこにビニールポットをつけて底から水を給水する『底面給水』をしましょう。

プラグトレイなど

容器が細かく分かれているので、間引きや移植がしやすいのでオススメの容器です。大量の種を生育する場合に使用するとよいでしょう。

卵の空きパックを代用する方法もあります。

ポット 卵のパック

少し容器が柔らかいものもあるので注意です。

卵の空きパックを上下に分けて、先が尖っている方の底面にキリなどで小さな穴を空けて、そこに土と種を入れましょう。先が丸くなっている方は受け皿として使用しましょう。受け皿に水を張ってそこに種を入れた方の容器をつければ底から水を吸水させることができます。

種まき用の土

種をまくのにオススメの土を紹介します。

種の発芽にオススメの土の条件は、土が軽くて、水持ちが良く、無菌(肥料が入っていない)のものになります。

『種まき用の土』を使うのが一番オススメです。

バーミキュライトやピートモス、鹿沼土の小粒、赤玉土の小粒を使う方法もあります。専用土が準備できない場合の代替えとして使用しましょう。

苗を育てるときに使う培養土でも発芽させることはできますがオススメではありません。土が重たいものが多く、肥料が入っているので無菌状態でないのでコケが生えたり、種が腐ってしまう恐れがあるからです。

種をまく場所 育て方

種のまく場所と育て方を、それぞれ解説します。

床まき

カレンデュラ 芽

苗床やビニールポットに種をまいて発芽させてから植え替える方法を『床まき』といいます。

細かい種や発芽までに時間のかかる種の場合にオススメの方法です。

床まきの場合の種まき方法

1.鉢や容器に土を入れ、種を植える前に水をかけて土を十分に湿らせておきましょう。

2.種が重ならないようにまきます。

3.上に土を軽くかぶせます。

4.発芽まで乾燥しないように水を与えます。水の与え方は受け皿などに水を張って、容器の底から給水させる『底面給水』という方法がオススメです。発芽までは毎日水を与えて、半日陰におきましょう。

5.発芽して元気な苗だけを残す『間引き』をしましょう。重なりあっているものや、込み合っているところは生育の悪い(形が悪い、葉の色が悪い)ものを手で抜くか、抜きにくい場合はハサミでカットしましょう。

6.本葉が2~3枚出てきたら、鉢や畑など育てるところへ移植しましょう。

直まき

種まき

育てるところにそのまま種をまく方法を『直まき』といいます。

移植を嫌う品種や発芽率の高い種、広い範囲で育てたい場合などにオススメの方法になります。

直まきの場合の種まき方法

1.育てるところに新しい土を入れる、または耕しましょう。

2.種を重ならないようにまきます。

3.上から軽く土をかぶせます。上から手で土を軽く押さえましょう。

4.種が流れないように気をつけながら、たっぷりと水を与えましょう。

5.発芽まで乾燥しないように十分に水を与えましょう。苗が込み合ってきた場合には元気な苗だけを残  す『間引き』をしましょう。プランターなどで育てる場合は、発芽までは半日陰で管理しましょう。発芽後は、その植物の状態や気候によってですが、徐々に日なたへ移動していきましょう。

まとめ

種まき

以上、ハーブの種まきについて解説させていただきました。

ハーブを種から育てるのは、発芽率が良いものが多くそれほど難しいものではありません。また、自分の手でタネから育てたものをハーブとして使うのは、とても充実感があり楽しいものです。

私も苗としてあまり店で売っていないハーブやエディブルフラワーの花を育てたいときによく種を購入しています。エディブルフラワー(食べられる花)として販売している苗はなかなか無いのでネットで購入するのがオススメですよ。料理に花を飾れば、見栄えが格段によくなり、とても楽しくなるのでオススメです。

ぜひ、アナタも種からハーブを育ててみましょう。

サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」

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